2015年9月21日月曜日

足首の前傾角はロアシェルが決めている

またまたブーツの話。
今回前傾角を自分用に調整してもらっているブーツを履いて初めてわかったのですが、ブーツの前傾角はロアシェルの立ち上がりが決めているということ。


 たとえば、下の写真。
昨シーズン、私としてはかなりいいイメージで滑ったはずの滑りですが、外足がちぢんでいます。外足をもう少し伸ばしたい伸ばしたいと思いながら滑っていますが、実際には伸ばせていません。
少なくともこのときより2シーズン前には感じたことがない感覚です。このシーズンはオフトレを真面目にやって久々に体が動いているのに、非常にもどかしい感じがしました。
外足が伸びきっていない

さらには、この2シーズン前まではそんなことを思ったこともなく足を伸ばせていたのに。下の写真では、足を伸ばしてスキーを押している感触があります。



ここではたと気がついたのですが、足首の前傾角にはロアシェルの前傾角が非常に大きな影響を与えているようです。
つまり、シェルが新しいうちはよくたわむので、足首を伸ばしに行っている時はシェルが後ろ側にたわんでいたのだと思います。しかし、昨シーズンは経年劣化が進みカチコチになったので、シェルが後ろにはたわんでくれずシェルの前傾角がそのまま足首の前傾角になり、動けなくなっていたと思われます。

あまりブーツのたわみを意識することはないですが、いろんな方向にブーツがたわむことで滑りが成り立っているのだと再認識しました。

スキーブーツR&Dの前傾角調整はかかる費用が大きすぎなのでちょっと人に勧められませんが、シェルが硬くなるような経年劣化が進む前にブーツを買い換えることは強く推奨したいと思ったところでした。

最後に補足すると、私はアイスバーンなど硬いところを滑るのが好きなので、ブーツのたわみの影響が大きいですが、柔らかい雪を滑っている限りはこの影響はそれほど大きくないかもしれません。ブーツの代わりに雪がたわんで(へこんで)くれるので。

それでもブーツは新しいほうがいいですね。

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