2012年10月6日土曜日

スキーブーツR&Dで作ったブーツ LANGE L10 Worldcup ZC/ZC

このブーツは、スキーブーツR&Dの山本さんに作ってもらった2足目のブーツです。
こちらも同じく片付ける場所がなくなって処分しました。

モデルはLANGE L10 Worldcup ZC/ZC
前年に限定販売されたL10 Worldcupから予備のアッパーカフとかバックルなどが省略された市販の選手用モデル(本物の選手用とはたぶん違うけど、一部のトップクラスを除き、国内の選手とかはこれを使っていたと思う)。



野辺山、菅平などの斜面の固いところアイスバーンで滑るのが好きなことやポールトレーニングをしていること、今は亡きSSAWSで行われたスキーブーツR&Dのイベントに参加して自分の滑りを見てもらったり、前回のブーツをどう思って滑っていたのかのフィードバックを伝えるなど、2回目の製作ということでより自分の好みや情報を共有して作ってもらいました。


その結果、
「今回は前回よりもかなりタイトなセッティングにしたので、そのつもりで滑ってください」
と言われてブーツを渡されました。
そういえば前回は、
「私のところでは初めてブーツを作るということで、かなり安全側にマージンを取って製作しました」
なんて言われていたことを思い出しました。

見た目ではこんなところが興味深いです。

これは私の体にあわせて力を逃がすための加工だそうです。
選手用ブーツを初めて使う私にあわせてマイルドな味付けをしたのか、私の短い足に合わせたのかまでは聞きませんでしたが。
(2013/03/15 追記)
当時のメモがありました。
L10 Worldcupはインターナショナルモデルなので、日本人の足(要は短い)に合わせて加工しているんだそうです。カクカクしないでじわっとしたレスポンスになるようにするため、ただ単に切り落とすのではなくこのような加工になったのだそうです。

(/ 2013/03/15 追記)




あとは、
「機能的には意味はありませんが、見た目を気にされる方が多いので加工を変えました」
とのことで、シェルだしの戻りを防ぐための加工がテカテカな感じになっていました。


あといくつか加工の説明があったのですが割愛。

実際に滑ってみると、このブーツは当時の一般モデルよりカービング対応が進んでおり、ブーツの後ろ方向に固く、前に非常に柔らかいモデルでした。
普通に滑っている分には一般モデルのL10 Racingよりずっと柔らかく扱いやすかったです。でも、その一方で、後傾でミスカービングするとロケットのように発射される過激な面もあり、慣れるまでは大変でした。まぁ、すぐ慣れましたが。


当時エナジーフォークという名前だった後ろのサポートパーツが、L10 Racingはふくらはぎの途中で終わっていますが、L10 Worldcupは上まで突き抜けています。この差が後ろの固さの違いなのかと思いました。


タイトなセッティングというように、確かに遊びが小さくされていて、固いアイスバーンを滑っているときの感覚はすごくよかったですが、柔らかい雪やコブ斜面では前のブーツの方が扱いやすかったかも、と思いました。

総じて、求めていた倒す感覚も感じやすかったり、エッジグリップも強くてすごく満足度の高いブーツでした。


2012/10/30追記

このペラペラなRL-1インナーはすごく気に入ってました。とにかくラングはインナーもシェルも薄い感じがよかったです。
今となってはちょっと時代遅れかもしれませんが。

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