2013年3月20日水曜日

インラインスケートのシェル出し

ホットエアーガン購入と書いてから、早、半年以上放置していましたが、勢いでインラインスケートのシェル出しをしてみました。

手持ちの器具は、ホットエアーガンだけで、治具もなければ、木型もないし、油圧のポンプもありません。作戦としては、ホットエアーガンで暖めてシェルを柔らかくした後、間髪入れずに足を入れ自分自身の足でシェルを変形させ、そのまま冷ましてみるというすごく浅はかなもの。

対象のインラインスケートも1万円の安価なもので、シェル部分もフレーム構造でプラスチックの部分が少ないです。きっと熱の逃げる先もないし、こんな乱暴な方法でも、スキーブーツと違ってシェル部分を変形させられるんじゃなかろうかと、3秒ぐらいで勝算ありと判断しました。

出したシェルが冷えたら戻るとか、圧に負けてカーブが作れないとか、そんな高尚なことは一切考えず、問題があったらあとから直せばいいだろうと、これまた軽い考えで突入です。

このインラインスケートは、インナーを抜いても布(ビニール)のパーツが残る構造ですが、気にせず熱風を放射。ホットエアーガンに温度センサーがあるのですが、精度については首をかしげるような感じなので、見た目で様子を見ながら暖めます。

最初に着手した右足は、加減がわからずビニール部分に穴を開けてしまいました。


それでもせっかく暖まってきたので、柔らかくなったところで、インナーを入れてそのまま足を突っ込みます。シェルの抵抗がないので、踵を思った位置にいれ、内側にもぐいぐい力をかけます。そこでバックルなどを締めて冷めるまで待ちます。冷まし方がわからないので、アイスノンをあてたり、水をかけたり。かなり場当たり的で適当です。
触ってみて冷めてきた感じがしたら終了。

反対側に着手。

2回目なのでうまくいった手順だけを適用して見た目はきれいに。同様に冷まして放置してあります。


ためしに滑った感じでは、舟状骨回りが広げられてかなり楽で、軸線も正しい位置に近づいています。5000円のホットエアーガンでこんなに乱暴にやった割にはなかなかいい感じです。

私がインラインスケートにあまり興味がない理由は、ずばり足に合わないから。
でも、これぐらい合えばもう少し滑りたくなるかな。このインラインスケートでシェル出しの練習をしていい感じに作れるようになったら、もう少しちゃんとしたインラインスケート買おうかと思ったところです。

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