2016年9月17日土曜日

丸沼でプラスノーデビューしてきた(その2)

前回は持ち物の話ばかりでしたが、今回は滑った話を。

丸沼高原でプラスノーをしてきたわけですが、思った以上に滑走感覚が雪に近くて驚きました。

プラスノーは、スキーがたわむ感触があったり、なによりスキーがズレるところが雪上のスキーに近いです。最初は前にも横にも滑らなくてビックリしますが、これに慣れさえすればほぼ同じ感触と言えるのではないでしょうか?

ただしプラスノーはグリップしないという話は本当で、エッジのメンテナンスがしてあるスキーじゃないと話になりません。


今回私は、プラスノー専用モデルのOGASAKA AG-MXをレンタルして滑りました。このスキーは、エッジもステンレスで減りにくいし、滑走面もプラスノー用にポコポコと膨らんでいてノーマルの滑走面よりよく滑りました。

OGASAKA AG-MX

エッジさえあれば、柔らかめの食いつきのいいアイスバーンという感じで滑りやすいと思います。

逆に、エッジがないスキーでは滑りになりません。雪の上でも、エッジのメンテナンスをしていないスキーでアイアスバーンに行くと手も足も出ませんが、あれと同じような感じです。
プラスノーでエッジを立てておくのは必須ですね。連れて行ってもらったATさんが持ち込んだ冬用スキーを借りて滑って見ましたが、エッジがなくて滑りになりませんでした。でも、「これぐらいでもいいのかな?」という甘えが許されないことが確認出来て、これもいい経験でした。
ちなみにATさんもこのあとはAG-MXをレンタルしてきて気持ちよく滑っていました。

エッジがなくて残念な結果に

実際に滑ろうとゲレンデに入ると、リフト前なんかが全く滑らないので驚きます。移動は基本的にペンギンみたいにぺたぺたと歩いて移動します。距離があってもスケーティングはできないので、スキーを脱いで持って歩いた方が早いかもしれません。
それと、リフトの降り場も全然滑りません。ここをスキーと同じ感覚でいると怪我をしそうなので要注意です。一緒にいったATさんがリフトの上で教えてくれたにもかかわらず、私は降りるときの急ブレーキ加減に驚きました。

また道具の話ばっかりになっていますが、それぐらい感覚としては雪に似ています。プラスノー用の滑りとかってのは意識しなくてよくて、2本ぐらい慎重に滑っておけば感覚がつかめると思います。カービングで滑るのもいつもどおりだし、ずらすこともできるのでシュテムターンなんかもできます。
雪の上でもある程度雪が硬い方がスキーの特性や滑りのミスがはっきり分かりますが、それと似たような感じで、プラスノーの上では自分のミスがわかりやすいです。正確な動きをすればスキーがたわんで走るし、雑に動けばそれなりにずるずるとズレる感じです。
そして自分の癖まで雪上と同じようにでてきます。

ゲレンデはカービングターンで楽しむのがメインになるのですが、下半分ぐらいの距離設定でコブもあります。

今回連れて行ってもらったATさんが、最近コブ好きだというのは何度か聞いて知っていましたが、ゆっくりコブを滑っても、得意なスピードの時と同じ運動で動けるくらい上手いというのは今回初めて知りました。つまり、スピードでごまかさないうまさがある、よく分かっている滑りでした。さすがテクニカルをあっという間にとっただけありますね。

そんなATさんにコブでのライン取りの基本を教えてもらったら、コブが下手な私でも気持ちよく滑れました。行くのもためらうぐらい乗り気じゃなかったのに、滑り方がわかったら楽しくなって3本も滑ってしまいました。教えてもらったライン取りの基本と、足首の使い方のイメージを変えたのとが相まって、
「今シーズンはコブ上手くなれるかも?」
と期待が持てました。冬が楽しみです。

カービングターンを磨くにも、コブの基本を学ぶにもなかなかいい環境だと思ったのは、まだ転んでないからなのでしょうか?
プラスノー、とっても気に入りました。

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